2022年01月18日

美容師×YouTuber×経営者のシナジーで「身だしなみの文化」をつくる – 宮永えいと / SHAiRE STORY

働き方の選択肢が広がり、美容師の魅力や能力が解放される時代がきました。GO TODAY SHAiRE SALONには、自身の能力を最大限に発揮する『次世代型ビューティシャン』が集まっています。

そんな次世代のビューティシャンたちを紹介し、働き方に悩む美容師・ネイリスト・アイリストの背中を押す、SHAiRE STORY。今回は「美容師×YouTube×経営」という新しい生き方をしている、宮永えいとさんに迫ります。現在の活動と今に至る軌跡、これからの展望を語っていただきました。

 

週1日YouTuber、週4日経営者
週2日美容師

今僕は3つの顔を持っています。まず1つ目はYouTuberとしての「宮永えいと」。「オトナ男子LABO」というYouTubeチャンネルを運営し、チャンネル登録者数は17万5000人以上です。(2022年1月現在)

これまでは、メンズの身だしなみのハウツーを紹介してきましたが、「身だしなみの文化」をつくるためには、より多くの男性に知ってもらうためのタッチポイントが必要だと考えて、経営者(宮永えいと)、美容師(堀雄大)、モデル(加藤康貴)、アパレル(takamama)の4人で「しゃんず」というユニットをつくりました。

エンタメ要素の高いコンテンツを発信することで「身だしなみ」に興味を持つ人を増やしたいと思っています。

撮影は週1日で、長尺の動画とショートムービーを撮り溜めます。Instagramに載せる写真なども撮るから「インフルエンサーさんたちは、こんな毎日を送っているんだろうな」って思いながらやっていますね。

週4日は、“大人男子の身だしなみをアップデート”をテーマにメンズコスメブランド「RETØUCH」やヘアカタログメディア「NU HAIR」を運営する株式会社CiiKの経営者です。

僕は小学生の頃、意図せず奇声を発してしまう精神疾患「トゥレット症」を克服した経験があります。それに加え、自分の見た目のコンプレックスも乗り越えながら美容師になり、原宿の人気サロンで実績をつくりました。

■当時のエピソード

https://www.youtube.com/watch?v=1X0T33uuTbA&t=639s

そうした経歴と、美容師として業界の内外でネットワークを築きながら、ヘアワックスなどのアイテムを自社ECで販売するなど幅広いチャネルから展開できる優位性が、投資家から評価されています。2021年9月には3000万円の出資を受けました。

調達した資金は「RETØUCH」事業をグロースさせ、男性の「身だしなみ文化」をつくるために投資していきたいと思っています。

サロンワークが全ての活動の原点

今も週2回のサロンワークを続けているのは、美容師・経営者・YouTuberの3つの顔がそれぞれシナジーを生み出していて、欠かせないものだからです。YouTuberとしての情報発信も、プロダクトの企画も、現場を知る美容師がやっているから説得力があります。そして、今僕がこの働き方を実現できているのは、GO TODAYを選択したからです。

GO TODAYに入る前は、原宿の人気サロンで店長をしていました。メンズを中心に1日20人くらいのお客さまに入っていたので、5分くらいでカットしないとまわらない状態。もっとコミュニケーションをとって、ためになる情報やアドバイスを提供したいと思っていました。

そんな思いから僕は、サロンで伝えきれない情報をインターネットで発信することにしたんです。とはいえ、たくさんお客さまがいるし、店長業務などもあるので、じっくりコンテンツをつくって発信する余裕はありません。休日もセミナーや撮影が入っています。

本当に時間がなくて悩んでいたときにGO TODAYを知りました。中の人にお話を聞いてみると、有名店からも美容師さんが集まり、新しい働き方を実現しているとのこと。受付周りのシステムも最新で、美容師が気持ちよくサロンワークに集中できる環境だと感じました。それで、働き方を変えてみようと思ったのです。

GO TODAYに入って収入3倍
技術も向上、さらに人脈も広がった

フリーランスになってから1人あたりの施術時間を伸ばすことができ、じっくりとコミュニケーションを取れるようになりました。「お客さまは実はこんなこと思っていたんだ…」「みんなこんな悩みがあるんだな」など、お客さまからためになる話がたくさん聞けて、自分にとってプラスでしかなかったです。お客さまの満足度も上がったと思いますし、自分自身も仕事に対する満足度が上がりました。

技術も向上したと思います。ここには、さまざまなサロンで経験を積んできた美容師さんがいるので、技術の情報交換をしたり、個人レッスンをしてもらったりできるんですよね。予約と予約の合間に、ほかの美容師さんの技を見て学んだりもしました。技術を取捨選択しながら自分の中に落とし込んでいくことで、技術だけではなく、デザインの質も磨かれていると感じています。

時間の使い方も自由になったので、Twitterなどで知り合った気になる起業家さんなどに、自分からどんどん連絡して、ランチをとることにしました。わずか30分の時間でも学びの多い時間を過ごすことができたし、先ほど話した投資家の一人も、ランチがきっかけで出会った方です。自由な時間が増えたことで人脈が増え、自分の世界が広がっています。

収入も3倍になりました。おかげでカメラなどの機材や編集ソフトも、予算を惜しまずに選ぶことができるので、コンテンツ制作の効率と品質が上がりましたし、他のクリエーターさんとのコラボレーションもしやすくなりました。増えた「時間とお金」を投資することが、成果につながっているんです。

「身だしなみの文化」をつくる上で
GO TODAYは最善の選択肢

例えば、収入を増やしたいのなら独立して出店という道もあったと思います。でも、それだと大きな初期投資が必要でマイナスからのスタートになってしまうし、自分の時間を増やせるわけではありません。だから、美容師の枠にこだわることなく「身だしなみの三角形」を大きくしていきたいと願う僕にとって、GO TODAYは最善の選択肢でした。

「身だしなみの三角形」をつくる3つの要素は、「現場」と「コンテンツ」と「プロダクト」です。「現場」はサロンワークのこと。お客さまと深いコミュニケーションを重ねて、劇的ビフォーアフターのように人生を変えるお手伝いをしています。「現場」を大切にしているから、サロンワークを続けることは、これからも変わりません。

「コンテンツ」は、数万人の人に情報を届ける力を持っているもの。美容師のようにマンツーマンで心に訴えることはできないけれど、身だしなみに興味を持ってもらう母数を増やすために欠かせないものです。これからもYouTubeチャンネルの登録者を増やしたり、身だしなみにまだ興味がない人にも視聴してもらえるコンテンツを探求します。

そして最後は「プロダクト」ですが、「現場」での濃いコミュニケーションや「コンテンツ」の情報があっても、実行に移すための道具がないと人生を変えることができません。そのための道具が「プロダクト」であり「RETØUCH」です。

みんなの痒いところに手が届くようなアイテムを開発して、提供していくことが経営者としてやるべきこと。「現場」と「コンテンツ」と「プロダクト」のそれぞれで進化を続けて、オトナ男子の「身だしなみの文化」を定着させていきたいと思います。

 

■プロフィール

宮永えいと
株式会社CiiK代表
GO TODAY SHAiRE SALON原宿本店

1990年生まれ。東京都出身。日本美容専門学校を卒業後、都内の有名サロン勤務を経て、フリーランス美容師として働きながら起業。現在はGO TODAY SHAiRE SALONで美容師をしながら、オトナ男子の身だしなみをアップデートするYouTubeチャンネル「オトナ男子LABO」、ブランド「RETOUCH」を運営している。

■運営ブランド
RETØUCH(@retouch_tokyo)

■著書
大人男子の「超」清潔感ハック
大人男子のデジタルヘアカタログ(@nu_hair_mens)

■YouTube
オトナ男子LABO